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フランス都市情報
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ルーアン [ROUEN] |
パリから北へ電車で約1時間、陶器産業の中心地として栄えてきたルーアンは人口約38万人。 街にはパリにも流れるセーヌ河によって右岸(北)と左岸(南)に分けられ、街を縦断するようにメトロバスが走ります。 もっぱら賑わうのは右岸の方で、そこにはモネによって描かれたノートルダム大聖堂がどっしりと構え、他には美術館やデパート、ファーストフード店が集中しています。またジャンヌ・ダルクが処刑された町としても知られ、通りや橋、教会などに彼女の名前が利用されています。 週末にはノルマンディ地方はもちろん、パリからTGV(新幹線)を利用すればリヨンやボルドーなど、フランス各地へ足を延ばすことも可能です。
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ストラスブール [STRASBOURG] |
ストラスブールはフランス北東部、ライン川を挟んでドイツとの国境を接するアルザス地方の中心地。 「道の街」という意味を持つこの街は中世からヨーロッパでの国際交流の拠点としての役割を果たしており、現在でもヨーロッパ議会が置かれるなど、EU諸国にとっても重要な都市。 街並みは、まるでおとぎ話のようにメルヘンチックで、特にイル川沿いの「プティット・フランス」やユネスコの世界遺産にも登録されている「旧市街」は木骨組みの建物が並ぶアルザス地方らしい情緒あふれる風景。 市内中心部の交通機関としては近代的なトラムが走っており、自動車の量は他の都市に比べて少なめ。 また、ここでは地ビールや名物料理シュークルート(酢漬けのキャベツにベーコンや肉、ジャガイモを合わせたもの)など、グルメにおいてもドイツ文化の影響を強く受けています。
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パリ [PARIS] |
誰もが憧れを抱くフランスの首都パリ。 街のいたるところにはカフェが建ち並び、地元のパリジャンたちは政治や景気のことなど、あらゆる話題についてまるでゲームをしているかのように討論を楽しんでいます。 世界的に有名なシャンゼリゼ通りやエッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館は、常に世界中の観光客で賑わい、一方でオペラ座の南までいけば、日本料理レストランや日本の本屋もあり、「本当にここはパリ?」と感じさせられることも。また、路地裏を歩けば、壁には無数の落書きが見られることもありますが、中にはアーティスティックな「作品」もあり、芸術の街であることを再認識させてくれます。 パリは東京山手線内程度の大きさですが、決して世界の人々の心を飽きさせない、永遠の恋人なのです。
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ランブイエ [RAMBOUILLET] |
ランブイエはパリ近郊「イル・ド・フランス」のひとつで、パリから南西に約50km。人口約25,000人の小さな町。「ランブイエの森」として知られ、鹿やイノシシなどの野生動物が生息する国有林が広がります。 国鉄ランブイエ駅から徒歩で約10分のところには14世紀に建てられた「ランブイエ城」があり、ここは第1回先進国首脳会議(サミット)の会場となったところ。現在ではフランス大統領の別邸になっていることでも有名です。ランブイエ城の裏手にはマリー・アントワネット王妃のために建てられた「王妃の酪農場」があるほか、町のはずれには水牛や馬、羊などがいる「国立牧羊場」があります。 パリ・モンパルナス駅からは急行列車でおよそ30分から1時間という近さなので、「パリ周辺エリア」!生活を楽しみたい、「週末は気軽にパリにお出かけしたい」という方にお勧めです。
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トゥール [TOURE] |
パリから南西へTGVで約1時間。 このあたりにはフランス4大河川のひとつ、ロワール川が東西に流れており、全長はフランス最長の1020km。 ロワール川の周辺はたいへん自然に恵まれており、その美しい景観から「フランスの庭園」と呼ばれ、多くの人々から愛されているところ。 また、この地方はワインの名産地としても有名で、温暖な台地にはワイン畑も多く見られます。 トゥールはロワール古城めぐりの拠点として知られ、多くの観光客が訪れる街。市内はトゥール駅近くからロワール河まで約1kmに伸びるナシオナル通りを中心に東側には火災の後、1235年から約2世紀半かけて再建されたサン・ガシアン大聖堂やトゥール美術館などの観光スポットがあり、また、西側の旧市街には多くのレストランが見られます。
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ヴィシー [VICHY] |
パリから電車で約3時間。 フランスの真ん中からやや南のこの周辺はマシフ・セントラル(中央山地)と呼ばれ、火山が連なり、「ヴォルビック」などミネラルウォーターの産地。 その中でもヴィシー(人口約2.8万人)は温泉療養の街。温泉といっても、もっぱら飲用として利用されており、過去にはナポレオン3世が訪れたこともあり、現在では数多くの人々が治療に訪れます。 また一方ではスポーツがたいへん盛んで、ボートやゴルフ、テニスなど子供から大人までが心地よい汗を流している姿が見られます。街全体はとても落ち着いた雰囲気ですが、スーパーマーケットはもちろん、映画館、パン屋、ガフェなどフランスの生活のにおいは充分。 週末を利用すれば、パリやリヨン、トゥールーズへの小旅行も可能です。
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ラ・ロシェル [LA ROCHELLE] |
パリからTGVで約3時間。 ラ・ロシェルは12世紀には、塩やワインの貿易港として栄えたのち、新教徒ユグノー派の王室に対する拠点となり、1627年には国王軍による大打撃を受けました。旧港にはそのときの打撃に耐えた3つの塔が残っており、現在では観光名所となっています。
特に、旧港入口にそびえるサン・ニコラ塔は高さ42m、巡回路からはラ・ロシェルの街並みと港の素晴らしい眺めを楽しむことができます。
旧港沿いには、多くのレストランが建ち並び、テラス席で食事を楽しむ地元の人々や観光客も多く見られ、そのそばにある大時計門の向こう側が、市庁舎や商店街がある旧市街になります。現在ではリゾート地としても人気で、 美しいビーチと新鮮なカキで有名な「レ島」へは、ラ・ロシェルから橋がかかっており、バスで行くこともできます。
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ボルドー [BORDEAUX] |
ワインの名産地として世界的に有名な都市ボルドー。 パリからはTGVで3時間、飛行機なら1時間、フランス南西部の大西洋に面しており、年間を通じて穏やかな気候。 市内から車で1時間ほどの周辺地方には8000を超えるシャトー(ぶどう畑)が広がり、フランスAOCワイン(原産地としてラベルにうたってもよいと公認されているもの)の25%がこのあたりで生産されています。 中心街にはヨーロッパ最大の規模を誇るカンコンス広場があり、その広さは東京ドームのおよそ2.5倍のスケールで、時には移動遊園地になることもあるほど。 また全長3km以上に伸びるサント・カトリーヌ通りは歩行者専用ショッピング街となっておりブティックやデパート、レストランなどが集中し、街いちばんの賑わいを見せています。
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アヌシー [ANNECY] |
パリからTGVで約4時間。 スイス国境に位置するアヌシー(人口約5万人)はフランスのヴェニスと呼ばれる水路の街。その運河に水を流すアヌシー湖は透明度がヨーロッパの中で最も高いと言われ、晴れた日には対岸にそびえるアルプスの山々の姿が映し出されます。 この美しい湖畔を散歩するコース途中にはヨーロッパ公園とシャン・ド・マルス公園を架けるPont des Amours(愛の橋)が見られ、観光客に人気の写真スポットです。旧市街は12〜17世紀の建物による古い街並み。ティウ運河沿いには赤やピンクなど色とりどりの花が咲き続いておりとても落ち着いた気分にしてくれます。 また、ここは17世紀の思想家、ジャン・ジャック・ルソーが若き日々を過ごした街でもあり、彼にまつわる言い伝えも残されています。
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リヨン [LYON] |
パリからTGVで約2時間。 フランス第2(または第3)の都市、リヨンはフランス南東部、ローヌ・アルプ地方の中心都市。元々は絹織物を中心に発達した商業都市でしたが、水路にも恵まれたことで古くから繁栄してきました。 リヨン・パール・デュ駅から西へ歩いていくと、アルプスから流れでる「ローヌ川」があり、川を越えたところが商店やカフェなどが建ち並ぶ「新市街」で最も活気あるエリア。 さらに西へ進むとソーヌ川があり、その西側が世界遺産に登録されている旧市街。旧市街のケーブルカーを利用して上がったところが「フルヴィエールの丘」で、ノートルダム・ド・フルヴィエール聖堂やローマ劇場があり、丘からはリヨンの街並みを見渡すことができます。
リヨンは質の良い食材が各地から集まってくるため、フランス隋一の“美食の都”としても知られており、ミシュランの星が輝くレストランが数多くみられるほか、庶民的なビストロ(ブッション)も数多く見られます。
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エクス・アン・プロヴァンス [AIX EN PROVENCE] |
2001年夏、TGVの線路が増設され、パリからはおよそ3時間で結ばれるようになったエクス・アン・プロヴァンスは紀元前4世紀頃から栄えた南仏プロヴァンス地方の観光都市。 気候は1年を通じて温暖で、かつて多くの芸術家たちがこの地の風情に魅せられ晩年を過ごしながら作品を残し、印象派セザンヌのアトリエは特に有名です。 ここはまた、水に恵まれた土地でもあり、街中には多くの泉や噴水が見られます。中心部のプラタナスの並木が続くミラボー通り周辺ではカフェやブティックが並び、旧市街には花や野菜が売られたマルシェが賑やか。 フランスのある雑誌アンケートで「フランス人が選んだ、住むのに良い都市ランキング」で第1位に輝いた実績があるなど、フランス国民にとってもあこがれの街なのです。
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モンペリエ [MONTPELLIER] |
地中海沿岸までおよそ10kmのところ。 約20万人の人々が生活するモンペリエへはパリからTGVで3時間半。 13世紀には大学が創設され、現在では伝統ある学園都市として知られています。駅を出て、ゆるやかな坂道を3分ほど上がってゆくと、街の中心部でもある広くて清潔なコメディ広場。周辺にはオペラや映画館、カフェなどがありとても賑やかです。コメディ広場の西側は17世紀の街並みが残る旧市街が広がり、ブティックやアンティークなカフェなどが集中するエリア。 モンペリエにはあまり知られていませんが、ルイ14世を称えた凱旋門構えており、さらに門をくぐって少し歩けば880mの水道橋が伸びています。 週末にはトゥールーズやマルセイユ、エクス・アン・プロヴァンスへも出かけることもでき、地理的にもたいへん恵まれたところです。
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ニース [NICE] |
ヨーロッパ有数のリゾート地、ニースは人口約50万人。 パリからTGV(新幹線)で6時間、飛行機なら1時間20分の所に位置。 気候は年間を通じて穏やかで、夏は太陽がさんさんと照りつけます。 「天使の湾」と呼ばれるニースの海岸に沿って伸びる大通り、「プロムナード・デ・ザングレ」では、通り脇のビーチで海水浴やマリンスポーツを楽しむ人々で賑わっています。 冬でも温暖で過ごしやすくベンチでおしゃべりをする老人や、ローラーブレードを楽しむ若者も見られ、2月はカーニバルなど年間を通じて賑わっています。 市内中心部では美術館や旧市街など見所もたくさん。週末は国際映画祭でおなじみのカンヌ、またカジノ、F1グランプリなどで知られるモナコへ出かけてみてはいかがでしょうか。
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アンティーブ [ANTIBES] |
約7万人が生活しているアンティーブは、ニースからカンヌ方面へ電車で約25分のところ。ここコート・ダ・ジュール地方は恵まれた気象条件と地形により、晴天の日が多く、年間平均気温は16℃で、冬でも日中は暖かくなることがあります。 個性的なリゾート地として知られているアンティーブは主に岬のリゾートエリアと静かな旧市街に分かれており、旧市街にはレストランやショップ、美術館が集中。 1946年からピカソが恋人と共に生活したことでも知られており、当時は海を見下ろす位置に建つグリマルディ城をアトリエとして使用。現在では「ピカソ美術館」として、アンティーブでの生活時代の作品を中心に展示されています。その他、日本でも「ペイネのイラスト」で多くの人に親しまれている「ペイネ美術館」も同じエリアに位置。 また、アンティーブのビーチは小さいですが、砂浜になっており、ニースからもやってくる人がいるほどです。
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ビアリッツ [BIARRITZ] |
スペイン国境まで車で約20分。 大西洋とピレネー山脈の間に位置するビアリッツ。 19世紀にナポレオン3世が別荘を建てたことから、王族貴族が集まる高級リゾート地となり、今では大西洋岸最大のリゾート地として知られるようになりました。 観光案内所からビーチへ抜ける通り周辺にはおしゃれなブティックやショップ、レストランが建ち並ぶほか、カジノもあります。 美しい砂浜のグランド・プラージュ(Grande Plage)には日光浴やマリンスポーツを楽しむ大勢の人々で賑わい、特に波が高いため、サーファーには人気のビーチで、サーフィンのメッカとして、さまざまな大会も開かれています。
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